中学時代は友達関係が特に重要ですが、ワキガの悩みを抱えていると、友人との関わり方に不安を感じるものです。
ワキガに気づいた当初の感情
中学生になって初めて、自分がワキガかもしれないと気づきました。友達や親には相談できず、一人で抱え込むことになりました。特に、体育の授業後や暑い日には、友達に気づかれているのではないかと常に不安を感じていました。
独自に行った対策
相談できる人がいない中で、独力でワキガ対策を試みました。まず、毎日のシャワーを欠かさず、特に脇の下を丁寧に洗いました。また、学校に予備の服を持っていき、汗をかいた後はこっそりと着替えていました。市販の制汗剤も試しましたが、当時は種類が少ない中で効果があるかはわかりませんでしたが、気休めにはなりました。
学校生活での工夫
学校では、友達に気づかれないようにするために、授業中はできるだけ動かないようにし、休み時間には脇をさりげなく拭くなどの工夫をしました。また、友達との距離を保つように心がけ、直接的な体の接触を避けるようにしました。これらの行動は、自分を守るためだったのですが、結果として孤立感を感じることもありました。
精神的な苦労とその乗り越え方
ワキガの悩みを抱えることで、精神的にも孤独感や劣等感を感じることがありました。しかし、時間が経つにつれ、自分自身を受け入れ、徐々に自信を取り戻すことができました。
中学時代は、ワキガに対する自己管理を学ぶ重要な時期でした。友達や親に相談できない中で、一人で対策を講じることは容易ではありませんでしたが、それによって自己受容と自己効力感を育むことができました。今振り返ると、この経験は自分を成長させる貴重なものでした。
