中学時代のワキガ:学校生活

中学時代、ワキガであることに気づくと、学校生活は一層複雑になります。友達に相談するのは難しく、自分自身を受け入れるのも大変です。

ワキガに気づいた時の心境 
中学に入学してすぐ、自分がワキガかもしれないと気づきました。体育の授業や暑い日が特に心配でした。母親もワキガで、アドバイスをもらいましたが、自分自身で受け入れるのは難しかったです。友達やクラスメイトに気づかれていないか、常に不安を感じていました。

 

学校生活での工夫
個人的な対策

毎日のシャワーと、脇の下の清潔を保つための石鹸を使用していました。学校では、トイレでこっそりと脇を拭き、清潔なハンカチやウェットティッシュを使っていました。


授業中の工夫

できるだけ動かないようにして、汗をかきにくくしました。また、窓の近くの席を選ぶなどして、風通しの良い場所にいるようにしました。

 

厳しい学校規則への対応
着替えの問題

学校規則が厳しく、クラスでの着替えが難しい状況でした。そのため、授業の合間にトイレでこっそりとシャツの下に薄手の肌着を着替えたり、制汗シートで汗を拭き取るなどして対処していました。

 

クラスメイトとの関係 
私のクラスにはワキガの子が数人いました。しかし、誰もそのことについてはっきりと話すことはなく、お互い黙認の状態でした。

なかなかお互いに自覚しているかもわからないまま日々過ごしていました。

時々クラスメイトの1人があいつワキガじゃね?という言葉を聞くと自分はまだバレていないのか?もしかしたら自分は本当はワキガじゃないんじゃないか?

という皮肉にも少しホッとしてしまう自分がいました。


中学時代のワキガとの闘いは簡単ではありませんでしたが、個人的な工夫と家族の支援等によって、乗り越えることができました。この経験は、自己受容と成長への大切な一歩となりました。

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